機械設計の入門書 - 2006年2月製作 -
 [ Labo. Top Page ]


設計図面とは?

設計に関わる仕事をしていない一般の人では設計図といえばプラモデルの図面とかを連想するでしょう。
製作する物が単純な形状をしている場合は図面はいりません。 実際簡単な治具などを作る時にはほとんど図面無しです。
ただ、形状が複雑だったり、いくつかの部品を組み合わせるちょっと凝った部品を作ろうと思うとやはりちゃんとした図面が必要となります。

設計図面は通常パソコン上のCADで起こします。上の図面がそうです。(勿論趣味で書いたもので実物の製作はしていません!)
昔は手書きでした。ドラフターという製図台か、あるいは三角定規とT定規で起こしていました。
最近は3Dで表現するCADが普及してきました。 下の図面がそうです。(勿論趣味で書いたもので実物の製作はしていません!)

こんな形状を図面無しで製作できるはずがありませんよね?

上の図面でわかる通り、とにかく形を書いて、右から見た絵、左から見た絵・・と順番に並べていきます。
あと、寸法を書き込みます。それから必要な事柄・・穴のサイズとか、材質や表面処理など、特に気をつけたい事柄を入れればいいでしょう。

これは以前自作したホチキスの為の図面です。
形状的に妙ですが、紙を綴じるあのホチキスです。

左上に組み立てた状態の絵を書いています。
その他は各部品です。

一般の図面では組み立てた状態を組み立て図、それぞれの部品一点ごとに部品図と
分けて書き起こしますが、自分だけしか使わないので、面倒なのでこんな書き方にしています。

3Dの図面は必要ないので作っていません。

自分だけの図面なら最低限の必要事項だけでいいですから、規格やら体裁やらも無視してます。
左上の組み立て状態の拡大図。

まずこの状態でどんな物を作るか検討します。
機能的にも、形状的にも問題なければ、この絵を元にそれぞれの部品に展開していくわけです。

このホチキスの場合厚手の本を綴じる為に本を挟む形状を調整しなければいけません。
部品がスライドできるように長穴を多用してかなりの部分で動くようにしています。
このへんの検討はこの状態で十分に練っておく必要があります。
形状だけ見た場合。
完成したホチキス。

上部のボルトは変更して簡単なハンドルにしました。
その他、途中で気が変わった所とか、いくつかあります。
裏から見たところです。
こんなものでも部品にばらすとこんな感じです。

右下にホチキスの針が見えます。
 [ Labo. Top Page ]